実家じまいの費用はいくら?平均的な相場や手順・補助金情報を解説

実家じまいの費用はいくら?平均的な相場や手順・補助金情報を解説

実家じまいを考えているけれど、トータルでいくらかかるのか見当がつかない」——そんな不安を抱えていませんか。

実家じまいにかかる費用は、片付け・解体・売却・税金など多岐にわたり、総額で数十万円〜300万円超と幅があります。しかし、費目ごとの相場と節約のポイントを事前に把握すれば、不要な出費を防ぎながら計画的に進められます。

この記事では、実家じまいにかかる費用の内訳と相場を「片付け」「解体」「売却・税金」の3分類で整理し、補助金や税制優遇の活用法、そして費用を抑える具体的なコツまで網羅的に解説します。

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実家じまいとは?

実家じまいとは、誰も住まなくなった実家の家財を整理し、建物の売却・解体などを経て最終的に手放すまでの一連の活動です。空き家の放置は固定資産税の増額や倒壊リスクにつながるため、早めの着手が費用面でも有利です。

実家じまいは単なる「家の片付け」とは異なり、不動産の処分や相続手続き、親族間の合意形成まで含む広範な取り組みです。検討のきっかけとしては、親の施設入所相続の発生空き家の維持管理が負担といったケースが多く見られます。

2024年4月から相続登記が義務化され、相続を知ってから3年以内に登記しなければ10万円以下の過料が科される可能性が生じました。さらに、管理不全と判断された空き家は「特定空き家」に指定され、固定資産税の軽減措置が解除されて税額が最大約4倍に跳ね上がるリスクもあります。

実家じまいを始めるベストなタイミングは、親が元気なうちです。意向を確認しながら一緒に片付けを進めれば、後の手続きがスムーズになり、費用も抑えやすくなります。すでに空き家になっている場合は、老朽化や税負担が深刻化する前に、できるだけ早く着手しましょう。

実家じまいにかかる費用相場

実家じまいの費用は大きく「片付け費用」「解体費用」「売却・税金関連費用」の3つに分かれます。30坪程度の戸建てを処分する場合、総額で50万〜300万円超が目安です。

費用の総額は、実家の広さ・状態・地域・処分方法によって大きく変動します。まずは以下の一覧表で全体像をつかんでおきましょう。

費用の分類主な費目相場の目安
片付け費用不用品回収・遺品整理(業者依頼)約10万〜50万円
片付け費用ハウスクリーニング約5万〜15万円
解体費用建物解体(木造30坪)約90万〜150万円
売却関連費用仲介手数料売買価格×3%+6万円+税
売却関連費用測量費用約35万〜80万円
税金譲渡所得税・印紙税ケースにより変動

上記はあくまで目安です。以下で、それぞれの費目を詳しく掘り下げます。

自分で片付ける場合の費用

自分で実家を片付ける場合、かかるのは主に以下の費用です。

  • 実家までの交通費ガソリン代・高速代・電車代
  • 粗大ごみ・不燃ごみの処分費用1点あたり数百円〜3,000円程度
  • 大型家具の運搬用レンタカー代半日5,000円〜1万5,000円程度
  • ごみ袋・段ボール・掃除道具の消耗品費

自治体の処理施設へ自己搬入すれば、民間業者を通すより大幅にコストを抑えられます。たとえば自治体によっては10kgあたり200円前後で処理できるケースもあります。ただし、分別・搬出・運搬の手間と時間はすべて自分で負担する必要があり、遠方の実家の場合は往復の交通費もかさみます。

業者に依頼する場合の費用相場

不用品回収業者や遺品整理業者に依頼した場合の費用目安は以下のとおりです。

間取り費用相場
1R〜1K約3万〜8万円
1DK〜2DK約5万〜15万円
2LDK〜3DK約10万〜30万円
3LDK〜4LDK約15万〜50万円
一戸建て丸ごと約20万〜60万円以上

荷物の量が多いほど、また特殊清掃やエアコン取り外しなど追加作業が発生するほど費用は高くなります。必ず3社以上から相見積もりを取り、料金の内訳が明確な業者を選ぶことが重要です。

なお、費用を左右する主な要因として以下の4つを押さえておきましょう。

  • 荷物の量と種類:家電リサイクル法の対象品(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)はリサイクル料が別途発生する
  • 実家の立地:遠方の場合は出張費が上乗せされる
  • 作業の緊急性:繁忙期(3月〜4月)や即日対応はコストアップにつながりやすい
  • 買取の有無:状態の良い家財の買取に対応する業者なら、処分費用を相殺できる

家の解体費用

老朽化した実家を売却する際、「古家付き土地」より「更地」のほうが買い手がつきやすいとされるため、解体を選択するケースは少なくありません。解体費用は建物の構造で大きく異なります。

建物構造坪単価の目安30坪の場合
木造3万〜5万円/坪約90万〜150万円
鉄骨造4万〜6万円/坪約120万〜180万円
RC造(鉄筋コンクリート)5万〜8万円/坪約150万〜240万円

さらに、以下のケースでは費用が上振れしやすいため注意が必要です。

  • 前面道路が狭い・重機が入れない:手作業が増え人件費が大幅に上がる
  • アスベスト含有建材が使われている:事前調査費用と除去費用が追加される
  • 残置物が大量に残っている:別途撤去費用が加算される
  • 地中に埋設物がある(浄化槽・井戸・コンクリートガラなど):撤去・処分費用が発生する

解体費用も業者によって差が大きいため、最低3社から見積もりを取って内訳を比較するのが鉄則です。なお、すべての実家で解体が最適とは限りません。不動産会社の査定を受けたうえで、古家付きと更地のどちらが売りやすいかを判断しましょう。

不動産売却にかかる費用

実家を売却する際には、以下の費用が発生します。売却価格から諸費用を差し引いた「手取り額」を事前に試算することが重要です。

仲介手数料

不動産会社に仲介を依頼して売却する場合に支払う成功報酬です。法律で上限額が定められており、売買価格400万円超の場合は「売買価格×3%+6万円+消費税」が計算式です。

たとえば1,000万円の売却では39万6,000円(税込)が上限となります。なお、売買価格800万円以下の空き家には仲介手数料の上限が最大33万円(税込)となる特例があります。

印紙税

不動産売買契約書に貼付する印紙代で、契約金額に応じて変動します。1,000万円の売買で5,000円、5,000万円で1万円程度が目安です(軽減措置適用時)。

登記費用

所有権移転登記の登録免許税と司法書士報酬を合わせて5万〜15万円程度が一般的です。住宅ローンが残っている場合は抵当権抹消登記の費用も発生します。

譲渡所得税

実家の売却で利益が出た場合に課税されます。ただし「被相続人の居住用財産を売却した場合の3,000万円特別控除」を適用すれば、税負担をゼロにできるケースも少なくありません。2024年の改正により、売却後に買主が解体を行う場合でも翌年2月15日までに解体が完了すれば控除の適用が可能になりました。

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実家をそのまま放置する経済的リスク

「まだ大丈夫」と先送りにするほど、維持費・税金・資産価値の下落で損失が膨らみます。放置のコストを知ることが、実家じまいに踏み出す第一歩です。

空き家の維持に費用がかかり続ける

誰も住んでいなくても、実家を所有しているだけで毎年の固定資産税・都市計画税は発生し続けます。加えて、建物の劣化を防ぐための定期的な換気・通水・庭の手入れといった維持管理の手間と交通費もバカになりません。火災保険の保険料も空き家の場合は割高になる傾向があります。

資産価値が下がっていく

建物は人が住まなくなると急速に傷みが進みます。湿気によるカビ・シロアリ被害・雨漏りなどが放置されるほど修繕費がかさみ、建物の資産価値は年々下落していきます。結果として、いざ売却しようとしたときに想定以上に安い査定額しかつかない可能性があります。

特定空き家・管理不全空き家に指定されるリスク

2024年4月から相続登記が義務化され、相続を知ってから3年以内に登記しなければ10万円以下の過料が科される可能性があります。さらに、管理不全と判断された空き家は自治体から「特定空き家」や「管理不全空き家」に指定され、固定資産税の軽減措置が解除されて税額が最大約6倍に跳ね上がるおそれがあります。

最悪の場合、自治体による行政代執行で強制的に解体され、その費用を所有者に請求されるケースも実際に起きています。経済的なリスクを最小限に抑えるためにも、早めの行動が肝心です。

実家じまいの費用を抑えるためのポイント

費用を抑えるカギは「自分でできる部分を先に済ませる」「補助金・税制優遇を漏れなく活用する」「複数業者の相見積もり」「早い段階から始める」の4点です。

買取もしてくれる業者を選ぶ

不用品回収と同時に家財の買取に対応している業者を選べば、処分費用から買取額を差し引いてもらえます。古物商許可を持つ業者であれば、状態の良い家具・家電・ブランド品などに値段がつくことがあり、数万円〜十数万円の節約につながるケースも珍しくありません。

自分で片付けられる範囲を先に進める

業者に依頼する前に、自治体の粗大ごみ回収や処理施設への自己搬入で処分できるものは先に片付けておきましょう。荷物の量が減るほど業者への依頼費用は下がるため、数万円〜10万円以上の節約につながることもあります。急いで一気に進めるよりも、計画的に数回に分けて取り組むほうが体力面でも費用面でも合理的です。

早い段階から始める

親が元気なうちから少しずつ整理を始めれば、片付け費用を大幅に圧縮できます。親の意向を確認しながら一緒に片付けを進められるため、後から「捨てるべきでなかった」と後悔するリスクも減らせます。また、空き家になってからの維持費や資産価値の下落を防げるという意味でも、早期着手は最も効果的な節約策です。

補助金・税制優遇を漏れなく使う

多くの自治体では、空き家対策の一環として解体費用の補助金を設けています。補助額は自治体によって異なりますが、解体費用の1/3〜1/2、上限50万〜100万円程度が一般的です。主な補助金の種類は以下の3つです。

  • 老朽危険家屋解体撤去補助金:倒壊のおそれがある危険な空き家の解体に対する補助
  • 景観形成地域の除却費補助:観光地や再開発エリアの景観向上を目的とした補助
  • 空き家利活用・改修補助:解体せずにリノベーションして活用する場合の工事費補助

多くの場合、補助金の交付決定を受けてから工事に着手する必要があるため、手続きの順序には十分注意してください。

補助金は数十万円規模の節約ですが、前述した3,000万円特別控除などの税制優遇は数百万円規模の節約につながる可能性があります。適用要件は細かく定められているため、相続に詳しい税理士に早い段階で相談するのがおすすめです。

実家じまいの流れ

実家じまいは「相談→方針決定→片付け→売却・解体」の順で進めるのが基本です。順番を間違えると手戻りが発生し、ムダな費用が増えるため注意しましょう。

Step1.業者へ相談する

実家じまいを検討し始めたら、まずは不動産会社不用品回収業者(または遺品整理業者)に相談しましょう。不動産会社には売却の方向性や査定を、不用品回収業者には片付けの見積もりを依頼します。この段階で費用の全体像がつかめるため、家族間の話し合いもスムーズに進みます。

Step2.家族で方針を決める

業者の査定・見積もりをもとに、家族全員で処分方法を話し合います。「売却するのか」「解体して更地にするのか」「賃貸で活用するのか」など方向性を決め、費用負担の分担や売却益の配分ルールも事前に合意しておきましょう。

親御さんが存命であれば、意思を尊重しながら一緒に方針を決めることが大切です。また、相続が発生している場合は登記簿で名義を確認し、必要に応じて相続登記を先に完了させましょう。共有名義の場合は全員の合意が必要なため、司法書士への相談もおすすめです。

Step3.家財の整理・片付けを行う

方針が固まったら、実家の片付けに着手します。「残すもの」「処分するもの」「売却・寄付するもの」の3つに仕分けるのが基本です。思い出の品は写真に撮ってデータとして残し、現物は最小限にとどめると整理がスムーズに進みます。仏壇やお墓の取り扱いについても、この段階で親族と方針を決めておきましょう。

Step4.売却・解体を実行する

片付けが終わったら、不動産会社の査定を受けて売却方法を選択します。主な選択肢は以下の4つです。

  • 現況売り:片付け済みの状態で古家付き土地として売る(解体費用不要)
  • 更地売り:解体して更地にしてから売る(買い手がつきやすい傾向)
  • 不動産買取:買取業者に直接売る(スピード重視・仲介手数料なし)
  • 賃貸活用:リフォームして貸し出す(継続的な収入を得たい場合)

どの方法がベストかは実家の立地・状態・築年数によって異なります。訳あり物件や売りにくい立地の実家であれば、専門の買取業者への相談も有力な選択肢です。仲介では売れにくい物件でも、買取業者なら現状のまま買い取ってもらえるケースがあります。

実家じまいの費用に関するよくある質問

Q

実家じまいの費用は平均いくらくらいかかりますか?

A

状況によって大きく異なりますが、自分で片付けて建物をそのまま売却するなら数万〜数十万円業者に片付けを依頼して売却すると50万〜200万円前後、解体まで含めると150万〜300万円超が目安です。

Q

実家じまいに使える補助金はありますか?

A

多くの自治体が空き家対策として解体費用の補助金を設けています。補助額は自治体により異なりますが、解体費用の1/3〜1/2(上限50万〜100万円程度)が一般的です。申請は工事着手前に行う必要があるため、事前に実家のある自治体の窓口で確認しましょう。

Q

お金がない場合でも実家じまいは進められますか?

A

費用の捻出が難しい場合は、補助金制度の活用に加え、「不動産買取業者への売却」を検討してみてください。買取業者であれば、解体や片付けを行わず現状のまま実家を売却でき、費用負担を最小限に抑えられます。自治体の空き家に関する無料相談窓口を利用するのもおすすめです。

Q

実家じまいはどのくらいの期間がかかりますか?

A

片付けだけなら数日〜数週間、売却まで含めると3ヶ月〜1年程度が目安です。相続手続きや権利関係の整理に時間がかかるケースもあるため、余裕を持ったスケジュールで計画しましょう。遠方の実家の場合はさらに長くなる傾向があります。

Q

実家じまいで仏壇はどう処分すればよいですか?

A

仏壇を処分する場合は、まず菩提寺に連絡して「閉眼供養(魂抜き)」を行ってもらいます。供養後は仏壇仏具店や遺品整理業者に引き取りを依頼するのが一般的です。費用はお布施(1万〜5万円程度)と仏壇の処分費用(1万〜3万円程度)を合わせて2万〜8万円程度が目安です。

まとめ

実家じまいにかかる費用は、片付け・解体・売却関連を合わせると総額で数十万円〜300万円超と幅があります。費用を左右する最大の要因は「どこまで自分でやるか」と「解体の有無」です。

自力での片付けや自治体の粗大ごみ回収を活用すれば片付け費用を大幅に抑えられますし、解体せずに現況のまま売却する方法を選べば解体費用そのものをゼロにできます。

また、自治体の解体補助金(上限50万〜100万円程度)や、相続空き家の3,000万円特別控除といった税制優遇を漏れなく使えば、数百万円単位で負担を軽減できる可能性もあります。

大切なのは、家族で方針を決めてから動くこと、そして片付け・解体ともに3社以上の相見積もりを取ることです。

費用の全体像を把握したうえで、早めに一歩を踏み出しましょう。

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