「家を売りに出しているのに、なかなか買い手がつかない」——そんな不安を抱えている方は少なくありません。 不動産の売却には一般的に3〜6ヶ月程度かかるといわれますが、立地や物件の状態によっては1年以上売れ残るケースもあります。
家が売れない状態を放置すると、維持費の負担が膨らむだけでなく、資産価値の下落や税負担の増加、最悪の場合は競売にかけられるリスクまであります。
この記事では、家が売れないとどうなるのかのリスクに整理したうえで、売れない原因の見極め方と具体的な対処法をわかりやすく解説します。
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目次
家が売れないとどうなる?放置した場合のリスク
家が売れないまま放置を続けると、経済的な負担が増えるだけでなく、法的なリスクにまで発展する恐れがあります。
では、それぞれのリスクを具体的に見ていきましょう。
維持費・固定資産税を払い続けることになる
家を所有している限り、固定資産税・都市計画税は毎年発生します。住んでいなくても、所有者である以上この義務は変わりません。
加えて、空き家であっても最低限の管理は必要です。定期的な換気や草刈り、水道・電気の基本料金などを含めると、年間で数万〜十数万円の維持費がかかることも珍しくありません。売れない期間が長引くほど、こうした費用が累積し家計を圧迫していきます。
建物が老朽化し資産価値が下がる
人が住んでいない家は、換気や通水が行われないため想像以上のスピードで劣化が進みます。湿気によるカビの発生、木材の腐食、配管の錆びつきなど、短期間でも状態が悪化するケースは多いです。
また、木造住宅の法定耐用年数は22年とされており、築年数が古くなるほど建物の資産価値は下がります。売れないまま数年が経過すると、当初の査定額よりも大幅に価格を下げなければ売却できなくなる可能性があります。
特定空家に指定されることがある
2015年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、倒壊の恐れがある家や衛生上問題がある家は「特定空家」に指定される場合があります。
特定空家に指定されると、住宅用地の固定資産税の軽減特例(小規模住宅用地で最大1/6)が解除され、実質的に固定資産税が最大6倍に跳ね上がることがあります。
さらに、2023年12月の法改正では「管理不全空家」という新たな区分が設けられ、特定空家に至る前の段階でも、管理状態が悪い空き家は軽減特例の対象から外れるようになりました。つまり、以前よりも早い段階で税負担が増加するリスクが生じています。
住宅ローン滞納で競売にかけられる可能性がある
住み替えなどで新たな住宅ローンを組んでいる場合、旧居が売れないと二重ローンの状態が続きます。返済の負担に耐えきれず滞納が続くと、金融機関から一括返済を求められ、最終的には競売にかけられる恐れがあります。
競売での売却価格は、市場価格の50〜70%程度にとどまるのが一般的です。手元に残る金額は大幅に減少し、それでもローンが完済できなければ残債を負い続けることになります。
近隣トラブルや行政指導のリスクが高まる
空き家を放置していると、庭木の越境や雑草の繁茂、害虫・害獣の発生などにより、近隣住民からの苦情につながることがあります。
管理が行き届いていない空き家は不法投棄や不審者の侵入先にもなりやすく、防犯面でも問題視されます。自治体から改善の指導や勧告を受け、最終的に行政代執行による強制的な解体が行われた場合、その費用は所有者に請求されます。
家が売れない主な原因とは?
家が売れない状態が続いている場合、必ず何らかの原因があります。
まずは自分の物件がどの原因に当てはまるかを把握することが、早期売却への第一歩です。
家が売れない主な原因
| 売れにくい家の特徴 | 影響度 | 具体例 |
|---|---|---|
| 売出価格が相場より高い | 非常に高い | 相場の1.2倍以上で売り出しているケース |
| 立地条件が悪い | 高い | 駅徒歩20分以上、バス便のみのエリア |
| 築年数が古い | 高い | 築30年超、旧耐震基準の物件 |
| 物件の見た目・印象が悪い | 中〜高 | 外壁汚れ、室内の清掃不足、生活感が強い |
| 不動産会社の活動不足 | 中〜高 | 写真が少ない、広告掲載が少ない、囲い込み |
| 心理的瑕疵がある | 高い | 事故物件、訳あり物件、嫌悪施設の近隣 |
売出価格が相場より高い
家が売れない原因として最も多いのが、売出価格が相場より高く設定されているケースです。不動産ポータルサイトで同じエリアや似た条件の物件と比較すると、価格差が明確になることも少なくありません。
売主としては少しでも高く売りたいと考えるのは自然ですが、相場とかけ離れた価格では検討対象にすら入らず、問い合わせや内覧が集まりにくくなります。
立地条件や築年数に課題がある
最寄り駅から遠い、商業施設や学校が少ない、道路が狭く車の出し入れがしづらいなど、立地条件は購入判断に大きく影響します。
また、築年数が古い物件も敬遠されやすい傾向があります。特に築30年を超えると、建物の老朽化や耐震性への不安に加え、住宅ローンの審査条件が厳しくなる場合もあります。
物件の見た目・内覧時の印象が悪い
外壁の汚れや庭の荒れ、室内の散らかりなど、物件の見た目は第一印象を大きく左右します。写真や現地確認の段階でマイナスの印象を持たれると、内覧に至らないケースも少なくありません。
実際の内覧時にも、生活感が強すぎたり清掃が不十分だったりすると、購入後の暮らしをイメージしにくくなります。
不動産会社の販売活動に問題がある
物件が売れない原因が、不動産会社の販売体制にある場合もあります。掲載写真が少ない、情報更新が遅れている、広告の露出が限定的など、十分な集客が行われていないと購入希望者の目に触れにくくなります。
また、売主・買主の双方から仲介手数料を得るため、物件情報を他社に共有しない「囲い込み」が行われているケースもあります。
心理的瑕疵がある
過去に自殺や他殺、孤独死(特殊清掃を伴うケース)があった物件は、心理的瑕疵のある事故物件として扱われます。このような物件は購入を避ける人が多く、需要が大きく下がる傾向があります。
また、事故物件に該当しなくても、近隣に嫌悪施設がある場合や過去に火災があった場合などは、いわゆる「訳あり物件」として認識されやすくなります。
事故物件が売れない原因や対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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家が売れないときの対処法
家が売れない原因を把握したら、状況に応じた適切な対処を取ることが大切です。
具体的にどのようなことをすべきなのか、解説していきます。
売出価格を相場に合わせて見直す
まず検討すべきは価格の見直しです。不動産ポータルサイトで同じエリアの類似物件と比較し、相場に対して適正な価格に設定し直しましょう。
一般的には、売出価格を10〜20%程度見直すことで問い合わせが増えるケースが多いです。ただし、根拠なく大幅に値下げすると損をするため、不動産会社と相談しながら段階的に調整するのがポイントです。
不動産会社を変更する
3ヶ月以上経っても内覧がほとんど入らない場合は、不動産会社の変更を検討しましょう。媒介契約の期間(一般的に3ヶ月)の満了を待って、他社に切り替えることが可能です。
変更先を選ぶ際は、そのエリアでの売却実績が豊富な会社や、販売活動の内容を具体的に説明してくれる会社を選ぶと安心です。複数社に査定を依頼して比較するのも有効な方法です。
手入れを行い印象を改善する
内覧時の印象を改善するだけで、成約率が大きく変わることがあります。プロのハウスクリーニングで水回りや窓を徹底的にきれいにし、清潔感のある状態に整えましょう。
さらに効果的なのがホームステージングです。家具や小物を使って室内をモデルルームのように演出する手法で、買い手に「住んだ後のイメージ」を持ってもらいやすくなります。費用は数万〜数十万円程度ですが、売却価格や成約スピードの改善が期待できます。
更地にして土地として売却する
築年数が古く建物の資産価値がほぼゼロの場合は、解体して更地にしたうえで土地として売却する方法もあります。更地にすることで、新築を建てたい買い手層にアプローチできるようになります。
ただし、解体費用は木造住宅で100〜150万円程度かかります。また、建物を解体すると住宅用地の固定資産税の軽減特例が適用されなくなり、土地の固定資産税が上がる点にも注意が必要です。売却の見通しが立ってから解体するのが安全です。
不動産買取で確実に手放す
仲介での売却が難しい場合は、不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」を検討しましょう。買取であれば、買い手を探す必要がないため最短2週間程度で売却が完了します。
買取価格は仲介での売却相場の7割程度が目安ですが、売れない状態を長引かせることによる維持費の累積やさらなる値下がりを考えると、トータルではメリットが大きいケースも少なくありません。特に、築古物件や事故物件など仲介での売却が難しい物件では、買取が現実的な選択肢になります。
家が売れないときにやってはいけないNG行動
焦りから以下のような対処をしてしまうと、状況をさらに悪化させてしまうことがあります。
これらを行うとどうなるのか、またどのように対処すべきなのかを解説します。
相場を無視した大幅値下げをする
売れないからといって、相場を大きく下回る価格に値下げするのは避けるべき行動です。極端な値下げは「何か問題がある物件なのでは」という疑念を買い手に与え、かえって敬遠される原因になりかねません。
また、一度大幅に下げた価格は印象として残りやすく、その後に条件を見直しても評価が回復しにくくなります。価格の動きは市場から常に見られているため、感情的な判断はリスクを高めてしまいます。
空き家のまま放置し続ける
「いつか売れるだろう」と空き家のまま放置し続けることは、家が売れない状況をさらに悪化させるNG行動です。放置期間が長くなるほど、換気不足や設備の劣化が進み、見た目や住環境の印象が下がりやすくなります。
加えて、管理が行き届いていない家は防犯面の不安も生じやすく、購入検討者にマイナスの印象を与えがちです。結果として、売却のハードルを自ら高めてしまうことになります。
費用対効果を考えずにリフォームする
「リフォームすれば売れるはず」と考えて大規模な改修を行うのもリスクがあります。リフォーム費用を売却価格に上乗せできるとは限らず、数百万円をかけたのに回収できないケースは珍しくありません。
リフォームを検討する場合は、不動産会社に「この物件はリフォームすれば価格に反映されるか」を事前に確認し、費用対効果を見極めたうえで判断しましょう。水回りの部分的な交換やクロスの張り替えなど、少額で効果の高い箇所に絞るのが賢明です。
家が売れない場合は不動産買取も検討
仲介で半年以上売れない場合や、物件に売れにくい要因がある場合は、不動産買取の利用を本格的に検討しましょう。
不動産買取と仲介の違い
| 比較項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 買い手 | 一般の購入希望者 | 不動産会社 |
| 売却期間 | 3〜6ヶ月(長い場合は1年以上) | 最短2週間〜1ヶ月程度 |
| 売却価格 | 相場に近い価格で売れる可能性がある | 相場の6〜8割程度 |
| 仲介手数料 | 売却価格の3%+6万円(上限) | 原則不要 |
| 内覧対応 | 必要(複数回の場合あり) | 原則不要 |
| 契約不適合責任 | 売主が負う | 免除される場合が多い |
仲介は高値で売れる可能性がある一方、買い手が見つかるまで時間がかかります。買取は価格面では仲介に劣るものの、確実に・短期間で売却でき、仲介手数料や契約不適合責任の負担がないという大きなメリットがあります。
買取に向いている物件の特徴
不動産買取が特に向いているのは、以下のような物件です。
- 築年数が古く、劣化が進んでいる物件
- 駅から遠い、周辺環境に課題があるなど立地条件が不利な物件
- 相続した遠方の実家で、定期的な管理が難しい物件
- 離婚や転勤などの事情で、早急な売却が必要な物件
- 事故物件や訳あり物件など、心理的瑕疵がある物件
これらの物件は、仲介で売り出しても内覧や問い合わせが集まりにくく、売却までに長期間を要する傾向があります。その間に発生する維持費や管理負担、売却機会を逃すリスクを考えると、不動産買取による早期売却は現実的で合理的な選択肢といえるでしょう。
事故物件や訳あり物件は、一般の買い手から敬遠されやすく、仲介での売却は非常に困難です。しかし、事故物件を専門に扱う買取業者であれば、独自の販売ノウハウやリフォーム技術を持っているため、通常では売れない物件でも買い取ることが可能です。
事故物件の買取を専門とする不動産会社は、適正な査定額の算出はもちろん、告知義務に関するアドバイスや売却手続きのサポートも行ってくれます。「売れない」と悩み続けるよりも、まずは専門業者に相談してみることをおすすめします。
家が売れないとどうなる?に関するよくある質問
ここでは、家が売れずに悩んでいる方からよく寄せられる質問を紹介します。わかりやすく簡潔に回答していますので、ぜひご覧ください。
Q
家が売れるまでの平均期間はどれくらい?
A
首都圏の中古物件の場合、売り出しから成約までの平均期間はマンションで約80〜90日、戸建てで約90〜100日とされています。ただし、これはあくまで平均値であり、立地や価格設定、物件の状態によって大きく前後します。
3ヶ月経っても問い合わせがほとんどない場合は、価格や販売方法の見直しを検討しましょう。
Q
住宅ローンが残っている家でも売却できる?
A
住宅ローンが残っていても売却は可能です。ただし、売却代金でローンを完済し、抵当権を抹消することが条件になります。売却代金だけでは完済できない場合は、自己資金での補填や、金融機関との交渉による任意売却といった方法を検討する必要があります。
まずは残債額と物件の査定額を把握し、不動産会社に相談するのが第一歩です。
Q
事故物件や訳あり物件でも売れる?
A
事故物件や訳あり物件であっても売却は可能です。通常の仲介では買い手がつきにくいですが、訳あり物件を専門に扱う不動産買取業者であれば、こうした物件でもスムーズに買い取ってもらえます。
心理的瑕疵がある物件を放置し続けるとさらに資産価値が下がるため、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
家が売れない状態を放置すると、維持費の増加、資産価値の下落、固定資産税の負担増、競売リスク、近隣トラブルなど、さまざまな問題が深刻化していきます。
売れない原因を冷静に分析し、価格の見直しや不動産会社の変更などの対処法を試してみましょう。
それでも売却が難しい場合は、不動産買取を検討するのがおすすめです。特に事故物件や訳あり物件、築古物件といった仲介では売却が困難な物件は、専門の買取業者に相談することで早期の売却が期待できます。
大切なのは、売れないまま放置しないことです。早めに行動を起こすことが、損失を最小限に抑えるための最善の方法と言えます。
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